
私は自分で言うのもなんだけれども究極の面倒くさがりだと思います。
いかに効率よく物事を進めれるかによって、自分が休める時間が多くなるからそれに全力を尽くしています。
かといって、すごく嫌なのが「〇〇したい〜」とか言いつつ「でも時間がないから出来ない」という人。笑
「英語勉強したい」とか「フランス語勉強したい」、「もっと運動したい」
でもふた言目に
「でも時間ないからな〜、忙しくて。」
いやいや、そんな毎日30分も時間が取れないくらい忙しいっていうのは嘘でしょ笑
運動だって、語学勉強だって
毎日30分あれば積み重ねで上手になるし、出来るようになる。
時間がないから、忙しいから、というのはだたの言い訳で実はそのやりたい事の優先順位が超低いのではなくて?と思うようになりました。
だから「〇〇したいけど、でも忙しくて時間がない」っていうのは嘘だと思う。
正しくは「〇〇することに憧れて居るけれども、正直面倒。今の生活から見たら優先順位が低い」と言い換えた方がよほど正直だと思う。
なぜなら私がその言い訳使ってたから。
ケース1・オランダ語の勉強
ベルギーに引っ越してきてオランダ語の勉強をおろそかにしてました。何故なら「時間がないから」「仕事に子育てに忙しいから」「オランダ語習ったところでみんな英語やフランス語が喋れるから別に生活に支障がないから」
こんな感じで学ばなくていい理由ばっかり並べてました。
だって上手になっても、オランダ語ネイティブじゃないって分かると英語にスイッチされちゃう、っていうの聞いたから学んでも意味がない、とか。
オランダ人の中で一人でも外国人が居るとみんな英語にスイッチして話してくれる、とか。
確かに学ばなくても生きていけるんです。だから優先順位が低かっただけ。
でも去年から旦那が個人レッスンを毎週するようになったので、どうせ先生がきてるならと私も個人レッスンを受け始めました。料金は一回1時間半で45ユーロ。個人レッスン代がもったいないからもの自分でも自主的に聞いたり、読んだりしてたらいつの間に6、7、8割言っている事が分かるようになりました。
ケース2・運動
運動だって同じ。子供を出産した直後に旦那に誘われて近くのジムに入会しました。
妊娠中に16キロ増えたので旦那も遠回しに「運動した方がいいんじゃないか」熱が出てたんだと思います。
子育て、母乳あげて居るから、忙しいから、って言ってましたけど
「気分転換になるっよ」
「赤ちゃんは子守してるから」
旦那の後押しがあったからこそですが、今では週3くらいジムや走りに行ったりしてます。
一回ルーティーンになってしまえば1週間運動をしないと発狂しそうになります。本によって違いますが、4日続ければルーティーンになる、という本もあるますし、とにかく30日、1ヶ月続ければ確実にルーティーンになる、と思います。
ケース3・本を書く
私もずーっとやってみたかった、ミステリー本を去年の末くらいから書き始めました。
理由はなかなかお友達が「本を書いてみたいんだよね」って言っててもうこの人5年も同じこと言ってるな、と思ったので ”本を書くのってそんなに難しいことなのかな。ちょっとやってみよう” と思い立ったのがきっかけです。
その友達が悪いって言ってるわけじゃなくて、なんでやりたいって言って居ることを試してみないのかな、って不思議なんです。
書いてみた感想は確かに難しい。特に良い本を書くのは難しいですけど、毎日半ページずつ書く、と決めてから50ページかけました。完璧な本を書くのは難しいけど、本を書くだけだったらまぁ出来るんじゃないかって思えるようになりました。何がゴールかに寄ると思います。
すごく良い本が書きたいならまず1冊目のデビュー作が超大作、っていう作家もほとんど居ないと思います。一冊とりあえず書いてみる、っていうゴールならまぁやってみようという気になるのかなって思います。
その本が良いか悪いかは別として、”本を書く”というゴールは達成出来そうな気がします。

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だって毎日半ページかけば良いだけだから。ブログを書くよりもチョチョイ、て書けます。
もっと確実に書きたい、というのであれば例えばグループに参加して一緒に書く仲間を増やしても良いし、アプリなんかでスケジュール管理だって出来ると思う。
ケース4・「家の掃除したいんだけど」という母
片付けられないシリーズでおなじみのうちの母。もう30年くらい言ってます、「家の掃除がしたい」と。でも話を聞くといつも先延ばしにしてます。
先延ばしの理由
時間がない
忙しい
今日は暑すぎたから
今日は寒すぎたから(庭掃除が出来なかったとか)
急な用事が入ってきた
人のせいにする(私の物ではないから扱えないとか。兄が買ってきた収納が気に入らない、とか)
掃除なんて毎日の積み重ねなんだから30分あれば家のあるエリアの片付けくらいは出来るはずなのにって思います。
私は基本、皿洗いが大っ嫌いで「時間がかかるから」と思ってました。
実際にタイマーを使ってどれくらい時間がかかるのか試してみたらびっくりやびっくり。5分くらいで出来たんです。笑
5分の仕事を超嫌がっていた自分は一体何様のつもりなんだ、と思ったら皿洗いに対する態度がかわりました。5分だけやれば良いんだ、って。
ソリューション1・趣味にはお金をかける
うちの父がよく言ってたんですが、「趣味を始める為にはお金をかけた方がいい」と。
50過ぎからランニングを始めた父が3日坊主にならない為に靴、ランニングウェア、沢山良いものを買い込んで来ました。20年前のランニングブームもまだまだ、多分10万くらいしたんじゃないかな。
だからこそ辞められないようにしたんだとか。
30日続けるとルーティーンになる、続ける事が大切です。だからお金をかけて、もったいないから続けようとする、続ける理由を増やすのが良いです。
オランダ語のレッスンだってジムだってお金がかかって居るので行かないと損した、気になります。人間だもの笑
ソリューション2・ちょっとだけやってみる、タイマーを使って10分だけやってみるなど。
本を書くのも最初から全部やろうとするから手をつけられなくなるのであって、例えば半ページ書いてみる、とかキャラクターを考えてみるとか。毎日10分でも良いから考えてみれば、書いてみればチリも積もって50ページになったりするんです。
皿洗いも全部終わらせる、よりはとりあえず2枚くらい洗うところから始めると、2枚洗ったから手も濡れて居るし、もう2枚洗おう、って気になります。もしくはタイマーで5分、10分セットした分だけやったら、結局最後までやる事が多いです。
ジムも行く気がしなくても「とりあえず着替えてみよう。」「運動着で家から出てみよう。」「ジムまで行ってみよう」「とにかく準備運動で5分走ろう」ってちょっとやり始めると体があったまって結局来たから勿体無い、っていつも通りの運動して帰ったりします。

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ソリューション3・本当にやりたい事か吟味する
実際そのやってみたい事が本当にやりたい事なのか、ちょっと試してみて吟味するのも一つ。
例えば、私のやってみたかった事リストに翻訳の仕事というのがあります。英語やフランス語の翻訳で生計が立てられるんじゃないかな、と一時期クラウドソーシングのサイトに登録してやってみましたが、ひと月もしたら自分には不向きな事が分かりました。
空港での仕事、逐次通訳の仕事も試してみましたがそれも合わない。なので「本当にやりたい事」ではないのが、憧れやイメージだけでやってみたい事リストに混ざって居るかもしれません。そういう「プチ・やりたい事」をやってみたら違った、というので断捨離すると本当にやりたい事だけやる時間が残るはずです。
例えば「英語を学びたい」とか「フランス語を学びたい」人は、学んだ後に結局使い道がない、映画も本も好きじゃなければ英語やフランス語が出来てもそれを応用する方法がないから習う必要がないかもしれないのにやりたい事のリストに入って居るかもしれない。
母が掃除をしないのだって、実際綺麗な家に住むことが目的じゃないのかもしれません。もしくは綺麗な家に住むのと自分の持ち物を断捨離するのを比べたら物を捨てるくらいだったら汚いままで良い、って思っているのかもしれません。
実際オランダ語がちょっと出来るようになっても、ベルギー人の友達も全然居ないし、居ても英語喋れるし、オランダ語で見れる映画もほとんどないし、子供と一緒に見に行く映画が増えたくらい。お金を払って買ったアプリ(年間2500円くらい)で単語を覚えるのが日課になってしまったのでそれだけはもったいないからまだ続いています。個人レッスンも月に2−3回ペースですが、合間に勉強していないとただの無駄遣いになってしまうのでまだ頑張っています。
つまり言いたかった事は
やりたい事がある人は少しづつでもやってみたら良いと思う。
どこかで始めないと何も進まないから。
そして周りに「〇〇したいのに〜時間がなくて出来ない」って人は本当に一日10〜20分も無駄にしている時間がないのか、スキマ時間でルーティンに出来る事は無いのか、疑ってみましょう!
チリも積もれば・・です。
チリにも時間が割けないのであれば、本当にやりたい事では無いのかも!