
昨日の朝(4日)起きたとき。
トランプ優勢でもう逆転のチャンスがマジでなさそうな状況で、本当がっかりしました。
娘を学校に送ったその足で、ひたすらヴェネチアの街をダッシュ。
いつものジョギングは結構まったりと走るのですが、この日はぜぇぜぇして胸が痛くなっても走るのをやめず、ずっと40分くらい走ってました。
またトランプを4年も、と思うと胸が苦しくなって、それを取り除きたいが為に走って胸を苦しくしていると気持ちが落ち着く、そして走っているうちに悲しくなってきて、また胸が苦しくなるまでダッシュする・・と情緒不安定なランニングをしました。

そして、ヴェネチアのラグーンと、美しい建物を見ながら、
「そう、ヴェネチアも、独裁的な政治や、奴隷の売買、思想家を理由もなく逮捕して牢屋に入れたり、すごい暗い歴史があったけれども、今ではこんなに素敵な平和な国になったのだから、アメリカもトランプの8年なんて、100年後から見たらどうって事ないさ」とちょっと立ち直りました。
そして、2時間後くらいに仕事で大損害。大統領選の盛り上がりで原油価格が高騰してしまって10ドル以上も高い値でトレードされてしまい、2000ドル近くのロス。
あぁ、もう終わりや・・・てか、もしかしたら夢なのかも。こんな悪夢な人生から・・
と思っていたら、午後からバイデンの票がぐんぐんと伸びてきた!
アメリカの選挙は各州に選挙人(州ごとの数)が決まっていて、州ごとにトランプ(共和党)か・バイデン(民主党)に投票します。
選挙人は州の大きさ(人口)によって計算されその割合+2票が与えられます。
例えばテキサスだと180万人の人口なので選挙人は36人+2人の38票分が勝った候補者に全部カウントされます。トランプはテキサス、それからフロリダ州(29票)などの南や中部の選挙表を獲得し、バイデンはカルフォルニア(55票)やニューヨーク州(29票)、都市部を中心に票を集めています。
この選挙人が270人に達したら次期大統領です。
選挙はグーグル検索でElection2020で検索したページが一番アップデートされた数字、かなと。(ニュースはちょっとした時差がでています)

11月5日の時点では
今の時点では、バイデンがリード。
勝利はまだ確定していない。
数値は昨日の夜から変わっていない
今は郵送で送られている投票の集計待ち。
ペンシルベニア・ノースカロライナ、ジョージア、ネバダの集計結果待ち。
ネバダ州は後25%の開票が残っているが、夜の間は一時中止し、また再開中。

ジョージアは2万票差でトランプ優勢。
まだ1%の開票(10万票)ほど残っている。
ノースカロライナはトランプに行く、であろう。
ペンシルベニアはトランプ優勢だが、まだ60万票ほど郵便開票が残っている。
郵便での投票はバイデンを支持する票が多い。
ネヴァダの選挙人、6人分が確保出来たら他の州が全てトランプに行っても270票を獲得できてバイデン(民主党)の勝利。
全部の票が数え終わるまで、選挙は終わらないのでまだ数日、数週間かかるかもしれない。
票数が近かった州(特に1%差でバイデンが獲得したウィスコンシン州とミシガン州)はトランプ政権は再度、数えなおしを要求。
昨日から、「またまた。ご冗談な」という爆弾発言が絶えないトランプ。
「私たち共和党の勝利は確定したから票はもう数えなくていい」とか
「民主党はあちらこちらから郵便投票の隠れた票を数えている、不正だ」とか。
この選挙人、のシステムも長年破棄しようとしているが、なかなか破棄できず。2016年にトランプ首相になった時には全体の票(Popular Vote)はヒラリー候補の全体の票より少なかったにもかかわらず選ばれました。
Popular Vote(人気票)と言われる、言わば「国民全員の票を合わせた数」でかった方が選ばれなかったケースが過去20年間で2回もありました。ブッシュ政権の時と、トランプ政権です。
この選挙人のシステム(英語ではElectoral college)は、人口に比例した選挙人を計算して+2をしているので、人口が少ない地域(例えばDelaware (1人+2=選挙人は3人)は人口の多い地域(例えばカリフォルニア53+2=55人)より選挙人の票が重くなるのです。
日本で例えたら、人口の少ない島根県の方が、東京よりも一票に重みがある、という事。甲子園とかでありますよね。東京や神奈川の高校が多い地域の方が甲子園に行きにくい、高校の数が少ない県の方が勝ち抜くのは楽だ、という感覚に似ているのかもしれません。
だから都市部の人たち、特に民主党支持者の一票は、重きがない。国民一人一人の一票の比重が違ってくる、という問題が起きてます。
その逆に、選挙人のシステムはマイノリティ(社会的少数派)の意見がより尊重される、というシステムになっています。
私なりの予想
ネバダ州の六票獲得できればバイデンの勝利、ですが。ミシガンやウィスコンシンが夜通しで開票しているにもかかわらず、ネバダ州は「夜休むから明日の朝また再開」と焦らしています。
正直、わざと焦らしているのではないかな・・と。
ジョージア、ノースカロライナ、ペンシルベニアがトランプに行くと、両陣営264票で同点票になります。
そこでネバダの開票が終わり、最後の選挙人6票の行方を知らせてくれるのではないか、と。
ネバダはわざと開票を遅くして、決定票になろうとしているんじゃないかな・・。なんて。
でもアラスカも「来週まで投票数は確定しません」とか、アリゾナも一度はバイデン勝利、と出したが、まだ12%の開票が残っているので、差が縮まっているどころかまたひっくり返る可能性があるとか。
本当ハラハラします。私のこれからの4年間の結婚生活が、快適なモノになる(バイデンの勝利)か、ならないか(トランプの勝利)はもう何日間かはハラハラさせられそうです。
関連記事は2020年大統領選挙、アメリカ人の夫、投票する、の巻。
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(表紙写真はEconomistより)
11月6日の追記

アリゾナ州のバイデン氏の勝利は時期尚早すぎるので撤回、両陣営の投票率と差は以下の通り。

どの州も大接戦。ペンシルベニアは20万票の差が縮まって1万8000票の差。逆転の可能性が高まってきました!ますます目が話せません👍👍
さらに・・・11月6日(夜)の追記
ついにペンシルベニア、さらにジョージアでもバイデンが逆転!年らも99%、98%と開票済なのでこのまま逃げ切って欲しい!

ちなみに、トランプ発言は各国のメディアに取り上げられていて、トラブルが起きています。
負けたとしても俺はホワイト・ハウスを出ていかない、という発言に対して、バイデン側は「不法侵入で訴えてやる」と。元々トランプ政権をサポートしていたFOXニューズもトランプ問題発言多発のインタビューを途中でカットしたり、「負けても最高裁まで持ち込む」という発言を、最高裁まで持ち込めません、と全うから否定したり、サポートするのを諦めた感じがあります。笑