
先週の金曜日、ベルギーは自宅待機(ロックダウン)解除に向けて、そのステップの原案を公表しました。それによると、ロックダウン解除を3フェーズに分け、徐々に緩くしていく、という方針だそうです。
フェーズ1:5月4日
人との距離(1.5メートル)が保てるオフィスは再開して良い。もし人との距離を保てる保証がなければ今のままテレワークを続ける。
布屋さんの営業再開許可→マスクを作る材料を確保するため
スポーツ、ウォーキングやサイクリング、テニス、ゴルフ、カヤックなどの運動の為に集まるのは三人まで許可する。ただし、ロッカールームやカフェテリアなどはまだ閉まったまま。
公共交通機関でのマスクの着用を義務。
(今のところ、外出している1割くらいがマスクをしている、という感じです。)
フェーズ1B:5月11日(仮)
全ての店の営業再開。これは来週の会議で本決定する。ただし近いコンタクトが必要な美容室はまだ再開できない。
フェーズ2:5月18日
バーやカフェ、レストランはまだ開けてはならない。
美術館は開く、かもしれない。要検討。
結婚式や葬式は人数制限を設けて許可するかもしれない。
ベルギー国内での日帰り旅行の許可。ただし、一緒に住んでいる人に限る。別荘への移動も許可。
幼稚園は引き続き休み。開始は6月以降を予定している。
小学校は3学年の授業を許可。教室の人数を10人に制限し、12歳以上の生徒にはマスク着用が義務づけられる。
(風の噂によると、、この3学年は1、2と6年生。8歳以上の子供は法律上、一人で留守番できるので1、2年生の学校への復帰が必要。6年生は中学選択、という大事な課程があるので、という読みです。)
フェーズ3:早くて6月8日
バーやカフェ、レストランの営業再開!(いぇい!)ただし、感染者数の減りがフェーズ1、2を経ても減り続け、人との距離が保てることが条件。
今週末の時点で感染者、死亡者の数はピークの時に比べて、半分以下になっています。まだ科学的な確証はありませんが、ベルギーではマラリアの薬、hydroxychloroquineを患者に投与しているどうです。比較的強い薬で、目や心臓に副作用が出ていたので、最近の研究で、投与するのに安全な量、という基準を設けたそうです。
解除に向けて、個人的にはテニスができるのは嬉しい、けど一緒にやってくれる人はいるのか?笑
そして小学校の1年生は5月の半ばに 再開されるかもしれないので期待大です。
先週からは学校が毎日やるドリルやビデオをプリントアウトしてくれて、自宅学習がやりやすくなりました。引き続き、うちはReading Egg”というイギリスの英語の読みを教えてくれるプログラムと”Math Seeds”という算数のプログラムをやっています。
日本語はカタカナドリル(カタカナが弱いので)と漢字は2年生の漢字をスタートしました。一年生で80文字、やっと読める程度になったのに、2年生は120文字ですって。やる前からママは萎えてます。だって練習嫌がるんですもの・・。アイスで釣っても、終わったら遊んでいいよ、と釣っても、イヤダイヤダ・・・毎日こちらが疲れます。
他のヨーロッパの国は:
スェーデンはロックダウンも無かったらしいです。症状が出たらすぐ検査をして、COVID-19の陽性、陰性と合わせて、確認されている抗体(2種類)の検査をして、2種類とも抗体が出来ている人に関しては今までどうりの生活をしていいそうです。(表の4、5の人)

学校も開いたまま、レストランやバーも開いています。もし陰性の場合、もしくは抗体がない、一種類しか出来ていない場合は自主隔離をする、(上記の表、1と2と3)というルールになっています。ベルギーも同じようにテスト出来きたらいいですね。
この、「抗体の検査をパスした証明」を今後の”移動許可証”の役割にして、国際旅行の再開に役立てる、という話も出ています。
イタリアもロックダウン解除のフェーズを発表して、うまく行けば6月からお店、バーやレストランの営業も再開の検討がされています。