
3月13日から学校、レストランや公共施設、公園が閉鎖になったベルギー。
3週間経って、死者は千人を超え、感染者は一万五千人に達しました。私たちがすむヘントでは12歳の子が死に、一気に緊張感が高まりました。新しい感染者の数は昨日、一時的に減少したので、研究者によると4月の頭をピークに感染者の数は減るのでは、という希望的観測も出ています。
元々は4月3日からレストランや施設が開く予定だったんですが、閉鎖は二週間延長して4月18日までになりました。
その他にもこの数週間でこんな対策も。
デリバリー対策、直接のコンタクトを避け、ピンポンダッシュのようにベルを鳴らし、荷物を置いて逃げて行きます。笑
食べ物のデリバリーも同様。廊下に食べ物の入っているリュックを置いて、中の袋を取ってくれ、と言われます。
公園の遊具は遊べないように紐でバリアされています。
散歩やジョギング、買い物のための外出は可。ただし間隔1.5メートル空ける事。
スーパーやお店では入れる人の数をを限定。小さいお店では一人づつしか入れない。
現金のやりとりを避けて、カード決済
スーパーや小売店ではレジにプラスチックのバリアが立てられている。(銀行のカウンターみたいな感じ)
大学の授業はオンラインに変更、夏休みまで講義室での講義は中止。
十五分で検査結果のでるキットを開発。
そのおかげで1日に検査できる数が2千件から1万件に増えた。
こんなびっくりな事も。
マスク率少ない。マスクをする文化もないので十人中一人くらいの割合でしかマスクはしてません。
フランスは家から1キロ以上離れてはいけない、そしてなぜ出かけるかの理由を述べた紙をサインして出歩く必要がある。(例えば買い物のため、ジョギングのため、等)従わない場合の罰金は135ユーロ(1万5千円くらい)
ベルギーでは唾を吐く行為が罰金対象になる。罰金額は2000ユーロから飲食店が食べ物に唾をつける行為をした場合、1万6千ユーロまでのぼる。懲役二年から五年。
みなさん、一応ホームオフィスで働いていますが、ほとんどの企業が必要人件費以外は「一時的失業」扱いにし、今月から失業保険に切り替えられた、という人が多くなっています。コロナリストラ、という言葉が(自分の中で)流行りつつ・・・あります。
例えば仕事の減少に基づき、いつもの5割しか仕事がないので、部分的失業、扱いになり、給料は半分の50%、になり、失業保険が残りの5割にかかります。でも全額支給ではなく、お給料の70%になるので、仕事は半分、もらえる額は半分以上、という感じです。
あんまりお金も使っていないからそれでも良いのかな。子供がいる家庭はそれだけでも仕事が増えるので・・ね。
うちは、というと。一年生です。
朝ごはん、9時過ぎまでは好きにアニメ見たり、遊んだりしていいよ。
9時から12時までに、漢字の練習、英語、オランダ語の読み書き、算数をやります。
午後は図工やら体を動かしたり、ゲームしたり、パズルをやったり。
5時をすぎたらまたテレビみていいよ、ってしています。
でもやっぱりお友達と遊んだり、学校で勉強するって大事だな、って思います。
この間はクラスのお友達とみんなでお話しする時間があったんですが、スクリーンを通して話すのと実際にお話しして遊ぶのとは違うなー。と小さいながら感じていました。
大人はというと
ホームオフィスを初めて経験した人たちは、会社に行かなくてもほとんど同じように仕事出来るじゃん、と喜んでいました。必要の無い会議は省けるし、日本も働き方が変わるんじゃ無いかな。
あとはいろんな無駄が省けるようになったかな、と。外食の無駄、買い物の無駄、本当に自分が好きな事に目を向けるいい経験になっています。
日本も首都閉鎖の話が出てますね。
東京オリンピックが延期になった途端に感染者の数が増えたので、日本は数を改ざんして異端じゃ無いか、といってる人もいます。
私は思うに感染者って数字で出ている以上に多いと思うんです。だって感染しても8割の人は症状が出ないらしいんで。どこの国も国民全員のテストをして、感染して大丈夫だった人はそのままの生活を、まだ感染していない人、高齢者や健康がきになる人は自宅で外出を控える、という方向にしてもいいんじゃないかな、と思いますが。イギリスがまさにそういった動きに出ます!と昨日、発表してました。
もちろん、国民の命は大事。でも先行きのわからないまま家に閉じ込められて、コロナリストラされ。その上、一時的、と言われていても回復した所でまた通常どうりの勤務に戻れる保証は無い。早くワクチンや薬の開発が進んで、こんな生活が終わることを祈っています。