
ベルギーは3月中旬から自粛生活、7週間目でございます。
今の日本、首都封鎖の様子を見てると、「あ、なんか懐かしい、そうそう、ベルギーも最初そうだったよね」という感じで見ております。この7週間経って、もう一生このままでも大丈夫かも、っていうくらい慣れてきました。もともと自宅勤務(7年目)というのもあってですが、生活は子供と夫が常に家にいる、だけであまり変わっていません。
こんな私が、自粛生活初心者の方に、言えるアドバイスはこちら⇩
1)ニュースを読みすぎない
日本のコロナ感染者。そして死者の数はあまり正確ではない、と言われています。世界各国でもそうですが、ベルギーがロックダウン(封鎖)に踏み切った時にはまだ感染者の数が千人で、本当に必要なの?というのが当初の印象でした。
それが2週間もするとあれよ、あれよと増え続け、今は5万人を超え、死者も6000人を超えました。子供も若い人も死んでいます。もちろん、若い人の死者は少数で、インフルエンザでも死ぬこともある、のは確かですが、私たちの住むヘントでは12歳の子が死ぬなど、他人事ではなくなってきました。
読めば読むほど、おちこみます。今では1週間に1度、大事な発表があったり、調べたい事がある時以外は読んでいません。ニュースデトックスは必須です。
外出自粛や首都封鎖→コロナ感染者の数は減るが、その分、家庭内暴力や、経済の落ち込みによる影響が大きすぎる、と懸念。どんどん外に出て免疫をつけた方がいいんじゃないの?という意見も。
イギリスは、通常の生活を、という方向で動いていましたが、首相もコロナにかかるわ、今は他のヨーロッパの国から遅れを取りつつ、完全な都市封鎖を行なっています。ベルギーよりも厳しいです。ドイツやデンマーク、ベルギーは解除へのステップが始まりましたが、イギリスはまだ始まったばかり。スタートが遅くなれば遅くなるほど、解除も遅くなります。
どう政府が対策をとっても、みんなが満足できる、わけがありません。だったら最初っからそういうニュースをみない、そして自分が正しいと思う事を自分の為にする、のがコロナ疲れしないコツ、だと思います。
2)運動をする
自宅勤務なので毎週3回はジムに行ったり、テニスしたりしてましたが、毎日ちょっとずつ運動、に切り替えました。家でできるエクササイズはYou tubeにいっぱいあります。
私は30日、このワークアウトプログラムを毎日20−30分、やっていました。メール登録するだけでシートが届きます。すでにある程度運動していて、中級の方にオススメです。
毎日You tubeで調べてやってみてもいいんですが、こうやってまとめて書いてあった方が、今日は何をしよう、って考えなくていいんで楽です。
You tube でオススメの家で出来るスポーツ:
2人とも短いものなら10分、長いのであれば1時間近く出来るビデオもあります。
3)今までやってみたかった事、時間がなくて出来ずにいた事をやってみる。
通勤時間やミーティング、お客さんとの接待が無くなった分、また仕事自体が減って暇になる人も多いと思います。その分。やってみたかった事をやってみるのはオススメです。
私は大きなパズルをやってみたい、と思って、2000、3000、と4000ピースを買いました。
4000ピースは3週間弱、2000ピースは比較的簡単で、週末で出来ました。
先週からは、クラシック文学、も読んでみたい、と思ってCharles Dickensを読みはじめました。イギリスの19世紀を代表する小説家で、アメリカやイギリスでは高校の国語で読まれる、日本で言ったら夏目漱石みたいな感じでしょうか。スタイルは毎週発売の雑誌に掲載されていた小説で、文体は難しいけれども続きがきになる、もっと読みたい、と思わせてくれるGreat Expectationという作品を読んでます。
他にも、オランダ語で本を読んでみる(完)
友人に誘われて、瞑想21日チャレンジ(完)
そして新しい本も書きはじめました。(現在10ページ目)
子供と一緒に作ってみたい料理を調べたり、やってみたかった工作や、絵を書くのも良いです。
4)きちんと起きて、支度する。スケジュールを持つ。
家だから1日パジャマでもいいんですけど、ちゃんと朝起きて、着替えて、って大事だな、って思います。私は9時までに起きれば良いんですが、ちゃんと子供と起きて、朝ごはんを食べて、というのを目標に、、でも結局ソファーで9時まで二度寝しちゃうとかしてますけど・・。
いつも家なんで曜日とか分からなくなります。
だから1日のスケジュールがやんわりでも良いから決まっていると便利です。
私はちなみにこんな感じです。
起床:(子供は7時半−8時の間)私:8時−9時前までには起きる。(もう少し早く起きたいところですが。)
朝のコーヒーを辞めたので緑茶やチャイを飲む。(コーヒーを飲み過ぎないと、夜もスッキリ寝れる事が判明。)そして部屋を換気する。
9時から仕事。子供も学校の宿題・日本語のドリル・英語のどれかを。みんないっぺんに仕事や勉強にうつる事でお互いに頑張りましょ、という気持ちに切り替わる。
10時半:子供のおやつ。フルーツとか、ちょっとしたもの。その後は仕事・子供は勉強や、教育テレビ系。
12時:トレーニング。運動を30分くらい。
13時:シャワーを浴びてから、お昼。子供は休憩でアニメなどを見たり。
14時−16時:親は仕事、子供は物を作ったり、工作が多い。最近は英語の本を読むのがブームです。
16時 2度目のおやつ。昼の残りやクッキー、最近は近所のコンビニでアイスを買って散歩に行くことも多い。残りの時間は自由時間。
19時 夕飯。大型のスーパーではなく、家の近くの有機野菜のお店や、お肉専門店の小さな個人店で買うようになりました。外食しない分、家料理をちょっと高級に、美味しいものを食べるようにしてます。
20時 みんなでゲーム。UNOやダウンロードしたThe house of Da Vinciというロールプレイングパズルゲームにハマっています。これを力を合わせて解くのがなかなか楽しい。大画面に(テレビでも)写してやってます。
21時 子供の就寝時間。お友達とズーム飲み会やったり、旦那と晩酌したり、本を読んだり。
23~24時 就寝前に瞑想
ポイントは
コーヒーを辞めた。(ずっと家に居るので、1日中コーヒー飲んじゃって夜ねれない、という事があるので)
家族で出来るゲームを沢山買った。
勉強の時間と内容を決めておく。仕事も昼休みをきちんと取るようにする。
普段のスーパーではなく、ちょっと高めだけど家から近い有機野菜のお店や、魚、肉の専門店で買うようにしている。小さいお店だから人も少ないし、割高な分、新鮮で美味しいです。ゴミの量も減ってエコ!お酒もワイン屋さんで買った、ちょっと良いワイン、など。外食が少なくなった分、家でのご飯のレベルアップしました。
週に1回はテイクアウトでレストラン気分。
子供がいるので、おやつやご飯の回数が増える。なので、すぐ出来るおやつを沢山常備。冷凍でちんするものや、スープ、サンドイッチのパンと具(チーズやハム)が必ず冷蔵庫にあるようにします。昼もさっと調理するだけのもの。そうしないと一日中、料理している感じになってしまいます。
家は綺麗にしておく。家族みんなが生活しているのですぐに汚くなるし、汚いと仕事もはかどりません。
誰かが何かしてくれたら”ありがとう”という。食器洗った、ご飯作ってくれた、とか、ゴミ捨ててくれた、とか。もう些細な事でもありがとう、と言う事で家の雰囲気は良くなります。
家に籠っていると、病みます。
誰でも必ず、落ち込む時がきます。
その時に、前向きになれるもの、いつもよりちょっと高めのコーヒーや紅茶、ちょっと良いお米を買ってみたり。外で贅沢出来ない分、家でちょっと贅沢する事をオススメします。
あとは適度に休みを入れる事。家から仕事をしていると通勤、とかお昼休み、などの仕切りもなくなるので、仕事→食事の支度→掃除→仕事、気づいたら休みなく家事と仕事をしてしまいます。きちんと休みを入れる事。食事中はメールをみない、とか明日出来るものは明日に回す、など・・。休むときは休むことが大事です!
ただでさえ自宅ではあまり体を動かさないので、気分転換に散歩に出かけるのも◎!