
私はバイリンガルの家庭で、生まれた時から家の中では英語、学校では日本語、で過ごしてきました。
大学院はイギリスで出ているので英語はバイリンガル、ネイティブとほぼ変わりなく出来ると思います・・・が!!
それでもいつも難しいな〜と感じる英語をまとめてみました。
ちなみに写真はHelsinki [ヘルシンキ] 空港で、「HELへウェルカム!」と書いてありますが、英語でヘル(Hell)は地獄という意味です。ぱっと見「地獄へようこそ」
ちょっとクスッと笑ってしまうジョークです。
R と L の違い
私が思うに、日本語のら・り・る・れ・ろって英語で言ったら La Li Lu Le Loに近いんだと思います。ローマ字でRa, Ri Ru Re Roとは書くけれども英語のRの音は 「う」の口をしながら「ら」の音を出す感じで日本語にはない音なのです。
例えば旦那に”ラーメン屋に行こう”と誘われる時に、(近くに美味しいラーメン屋ができたんです。)英語のRで発音するのでなーんか違うんだよなーって思っちゃいます。
「ラーメン」が
「ぅらーメン」って発音されちゃうんです。(うの口をしながらラの発音)
だからいつも”違うノォ!RamenじゃなくてLamenで発音してみて!”と言うとしっかり発音できる様になります。
外国人に日本語を教える時、ラ行はローマ字を変えてしまってLa Li Lu Le Loで教えた方がいいと思うのは私だけではないはず!
日本人のRとLができないのもそれが原因なのではとおもってます。
ずーっとら・り・る・れ・ろがRと習ってきたのに実はLに近い発音だとわかっても急に変えれる訳でもないし、Rの音自体存在しないから口の動かし方も分からない。
その上、Rの後にLがくる言葉なんてもはや口をどう動かしていいか分からない。
pearl -> パール。実際にはパー(ぅる)ル
swirl →スワール(バレリーナとかがくるくる回る事、渦)正しくはすわー(ぅる)ル
Shirley →人名、シャーリーテンプル(カクテル)のシャーリー。シャー(ぅり)リー
正直、私も上手に発音できません。娘の方がこのRとLの発音がしっかり上手に出来ます。日本人には難しいです。
1万を超えた後の数字。
日本語特有だと思うのが”1万”と言う概念。
他の国では千の後は”10千、100千”(ten thousand, hundred thousand)と数えます。
確かに数字の書き方を見れば、1,000 / 10,000 / 100,000 で新しい区切りに新しい単位に変わる訳です。
1,000,000 = one million (ワン・ミリオン。でも日本語だと100万)
1,000,000,000 = one billion (ワン・ビリオン。でも日本語だと、10億。)
1,000,000,000,000 = one trillion (ワン・トリリオン。でた〜!RとLが同じ言葉に入っているので実際にはト(う)リリオン。日本語だと一兆。)
と言った様に、すごくこんがらがります。元々、円の値が大きい事。(1万円がだいたい100ドル弱)なので家の価格とか土地の値段とかの話になった時に2000万のアパートは200千ドル(200,000ドル =two hundred thousand)。まず為替相場で円からドルとかユーロに変えるだけじゃなくてこのややっこしい万から千への単位を変えなければならないのでまだまだ慣れません。
『例題』
1)日本の東京での平均収入の話をしたとします。だいたい500万だよーと言うのをドル(1$=110円だとすると45000$. 日本語だと4万5千ドルだけど、英語だと45千(45 thousand)となる訳です。
2)億ションの話をしてるとします。1億以上のマンションです。
1億円を英語で言うと・・・100,000,000 one hundred million yen. (100ミリオン円)
まず110で割って900,000 $ (90万ドル。でも英語では900千ドル)
もうこれを書いていても嫌気がさしてきました。笑
ぱっと100ミリオン円が90万ドルと換算できるわけがありません。
とにかく一万という数字は非常に厄介な概念だと思っています。でも日本語の数字で育ったので(毎日ドル高で取引してますが・・)90万ドル、と言われてもぴんとこないけど1億円、って言われると「ああ、あの大金ね」というイメージが湧くわけです。

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ドルからユーロとかは単位が一緒だから為替計算だけなので楽です。例えば110,000ドル(110千ドル/one hundred ten thousand )が約100,000ユーロ(100千ユーロ/ one hundred thousand)と言った様に。
動詞の活用
日本語って私が食べる、君が食べる、俺たちが食べる。主語が変わっても動詞の「食べる」は変わりません。英語だと動詞が主語によって変換します。
I eat
he eats
they eat..
など。Sがついたり付かなかったり。
One eats (One- 誰か、自分かも知れないし、他人かも知れない)
He will eat (未来になると元の動詞にもどる)
He ate, he was eating (過去になると言い方も様々)
この辺は中学とかでやったはずなんですが、私がいつも間違えるのが文章が複雑になった時のPeopleの変換だそうです。
I go
He・She goes
They go
A large number of people go なのにいつも”goes”と言ってしまうそうです。(旦那曰く)
PeopleはTheyと同じなのでGoなのに、OneだとGoes. 同じ様な”誰か”という表現だけれどもそれがPeopleの場合は不特定多数なのでgo, Oneは不特定だが一名なのでGoesになる訳なんですが。書いてみるとそんなに複雑じゃなさそうだけれどもこんがらがってます。
国によって違うアクセント(方言)や言葉の使い方。
英語が公用語の国でも、使う単語やアクセント(方言)が全く違うので参ります。
例えばアメリカに行く時。イギリス英語で育った私が水(Water)を頼む時でもウォーターではなく、「ワーター」に近い発音をしないと分かってもらえません。特にファストフード店なんかで注文する時にはレストランみたいにメニューをさしながら言える訳でもないのでわかってもらえないからなんか恥ずかしい気持ちになります。
トマトも一緒。最初に旦那の家族と話をしていた時にパスタのソースの話をしていてイギリス英語の発音で「トマート」というと分かってもらえず「トメィトォ」というと分かってもらえました。
ビタミンも同じ様にイギリス英語の「ヴィタミン」ではなく「ヴァイタミン」
Anti(アンチ)も「アンティ」ではなく「アンタイ」
仕事でも南アフリカの人やインドの人の英語も違ってきますし、電話で話をするときが聞き取りづらい上に電波も悪いので本当に困ります。
英語ができる様になってもまだまだ悩みは尽きない、という日記でした。