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ベルギーは住みやすい国!良い所をまとめてみました。




旅行の時にある国を訪れるのと、実際に住んでみるのとではダイブ印象が違います。

フランスに6年住んで思ったのは「訪れるのは楽しいけど実際住んでみると辛い

香港は1年だけだったけれども「訪れると楽しいし、住んでみたら辛いこともあるけどそれがしょうがなく思えてきて慣れてくるとまた味が出てくる


ベルギーは2年半住んでみて、「訪れる人も少ないし、強いて言うならビール、チョコレート、ワッフル以外に名物はないし、雨ばっかりだけど、今までで一番住みやすい国」です。


住んでいて何がいいか、特に何が良かったか、まとめてみました。

1)基本賃金が高い

税金が高いのもありますが、基本給はなかなかいいです。時給は13ユーロ辺り。(1500円くらい)だからパートでレジとかやっても時給1500円貰える計算です。

最低賃金:月収は1593ユーロ (19万くらい)

平均月収は手取り3300ユーロ(39万)で共働きが多いのでパリにいた時よりは確実にお金に余裕がある家庭が多いです!

2)税金は高いけど確定申告で沢山返ってくる。

子供の教育費、(幼稚園の給食代)病院にかかった費用、家のローン、家事サービス(半国営)などは確定申告できちんと申告するとかなりの額が返ってきます。


うちは去年6000ユーロ返ってきました。(うほほーい❤️)


私が一番感動したのは家事サービス。


うちは毎週3時間お願いしているんですが、床のモップ、窓拭き、風呂場やキッチンの細かい掃除をお願いしています。それだけで私たちは週中あまり掃除する必要がありません。そうでもしないと毎週誰かが3時間分掃除しないと同じ綺麗さと保てないからです・・。


色々な会社があるんですが、どこも支払いは政府の小切手、と言う支払い方法を使います。

政府の小切手は9ユーロずつの区切りで買えて、年末に9ユーロにつき3ユーロ返ってくるのです!ということはお手伝いさんにかかる実質の金額は1時間6ユーロ。


3時間お願いしても18ユーロ(2000円くらい)です。


掃除の他にもアイロンがけ、食器洗いなども頼めます。


ちなみに日本人の駐在できていると、5年まで税金を払わなくて良いという待遇があるみたいです。ただし駐在で来ている配偶者は働けないようになっています。

3)幼稚園や小学校が早くから始まるし、時間も長い。

フランスもそうなんですけど、ヨーロッパって共働きが基本なので幼稚園が始まるのが日本より早いし、時間も長いです。


年齢も2歳半からスタートして、朝の7時から、夜の6時まで預かってくれます。


費用は公立であればただ。給食と毎日学童に入れても月150ユーロくらいなので財布にも優しいです。2歳半までは保育園に入れないといけないのでそれは月500−1000ユーロくらいするみたいです。


小学校に上がると習い事に連れて行ってくれるサポートや、放課後に教室に残って先生と一緒に宿題をやってくれます。(別料金、一日1〜2ユーロ程度)


逆に日本では子供達だけで登下校出来ますが、ベルギーは8歳までは登下校を引率する必要があるのでその辺少し面倒ですが、その分仕事が終わるまで預かってくれるサポートが充実しています。


育休も年齢制限が無く、男女共に子供が12歳まで取れて、水曜日は午前授業だけなので育休を2ヶ月早めに切り上げる代わりに12歳になるまで水曜の午後を取る、という友人夫婦もいました。

4)ご飯も美味しい。ビールが安い

基本給が高い、とか福利厚生がしっかりしているヨーロッパの国、特に北欧というイメージがあるんですが、ベルギーが更に優れているなぁと思うのはご飯が美味しい所です。


デンマーク、スエーデン、ノルウェーも福利厚生の面で行ったら、ベルギーより更に良いかもしれませんが、なんせご飯が美味しくない。サラダとかサンドイッチとかパスタとか、失敗しようのない料理を平気で失敗して見せてくれるので、いくら待遇がよくてもやっぱりご飯がまずい国には住めません。(なんて言っておいて次の転勤がそうなったら笑え・・ない)


値段はお世辞にも安い、とは言えませんが。


基本給が高い分、そこは差し引きゼロ、という感覚です。


ビールも安くて美味しい。一杯2−3ユーロで、度数もすごく強いのばかりなので3杯も飲むとベロベロに酔っ払えます。

5)オランダ語を話せなくても暮らせる

私たちはオランダ語圏のヘント、という所に住んでるんですが、私のオランダ語はいまだに上達しません。


何故なら、オランダ語を話せなくても全く困らないから・・・。


一応週に一度、1時間半の授業を受けていて、子供の学校の説明会も2時間聞きましたが、5−6割は理解できるだけの聞き取り能力はあります。


でもね、私のオランダ語よりベルギー人の話す英語やフランス語の方がはるかに上手なので甘えちゃってます。


なので、オランダ語を話せなくても全然生きていけちゃう。


こちらに来る日本人はオランダ語の前に英語を勉強する人も多いです。オランダに住んでいる友達も多分10年くらい住んでますが未だにオランダ語流暢には話せない、と言ってます。みんな「こいつ下手だな」と思うと英語とかに切り替えてくれちゃいます


ちなみに、オランダ語を学んで得したな、と思うのはドイツ語もちょっと分かるようになったこと!


去年ドイツに出張したんですが、まぁ似てる似てる。単語なんかも一緒ですし、(発音が違うけど)。日本語が読めればなんと無く中国語で書いてあることが分かる感覚です。


フランスに住んでいた時はもっと必死に言葉を学びました。分かろうが分からないが構わずフランス語で話してくるのでいやでも言葉が上達した、しなければならなかった環境にいたんだと思うます。そしてフランス語で話さないとそもそも相手にしてくれない。そう考えるとベルギーは住みやすい、けれども2年も住んでてオランダ語が全然話せないのもちょっと勿体無いな、と思っています。

6)ファッションとか体型とか気にしない。

これは良いのか悪いのか、「オシャレにしなきゃ」とか「綺麗にしなきゃ」「痩せなきゃ」なんてプレッシャーゼロです。女として良いのか分かりませんが、社会的に女性は綺麗に、という期待もないため、その点楽です。

7)病院や手当が厚い。

病院の予約はオンラインで出来るところがほとんどで、一回にかかる費用は4ユーロ。(残りは保険でカバーされます。)保険が無くても26ユーロなので3000円くらいです。


この間、整体師に行ったら、「かかりつけの主治医に、腰が痛いから、というと紹介状を書いてくれるから普通は56ユーロだけど50ユーロは保険で返ってくる事になるよ」と。実質30分の治療を6ユーロで受けられるそうです。


あとは子供手当なども子供1人あたり180ユーロ、12歳になるまで毎月出るそうです。ただし母親の銀行口座に振り込まれるため、私はベルギーに口座を作ってないのでやってみませんが・・・。


8)アパートは広くて綺麗、そして家賃は安め。

賃貸を探していた時にびっくりしたのはどこのアパートも綺麗で広い、そして香港やパリ、東京から引っ越してきたのもありますが、こんなに広くて綺麗なのにこんなに安いの!と驚いたのを覚えています。どこを見学に行っても「ここも良いわ〜、素敵ね〜」なんて行くところ行くところ素晴らしかったのでどこにするか迷いました。(どれもよかったので・・)

 

確かにベルギーは住みやすいのですが、もちろん嫌な事もあります。


ここが嫌!という点はこちら。


1)天気が悪い

夏でも気温が低く、雨ばかり続く事もあります。12歳までは子供のビタミンDを摂取を推進しています。大人も摂取していないと秋が来る頃には鬱っぽくなってしまう事も。今年の夏は観測史上最高気温40度をマークしたと思ったら翌週には最高気温16度、雨マークが10日間ほど続きました。

2)丁寧に説明がないので勝手が分からない上、間違えられない。

ベルギー人ならでは、という感覚ですが、勝手をきちんと説明せずに、あたかもこっちがやり方を知っていなければならない、という印象があります。


小学校の最初の週は、給食ないからお弁当持ってきてね、と当日に言われました。(事前説明会の時に給食申し込み用紙が配られましたが、その時に最初の1週間は給食がありません、とかは言われず。)


お弁当の他には月曜、火曜、と木曜には午後のオヤツを持ってこなければ行けないのを2週間くらい知りませんでした。(これも説明なし。)子供が先生に注意されて持ち物のリストに入れておきました。


娘が通っている小学校は一応、「着れる洋服の色」が指定されています。

紺か白をきて来てください、でも柄物はダメです。と。


どの柄もダメですか?水玉とかはどうですか?と聞いたら、


「シマシマはOKです。」だそう。分かりにくいわ!レースも今の所文句を言われていないので大丈夫そうです。


どの辺までOKでどれがダメなのか全くガイドラインがないのです。曖昧すぎてびっくりします。


私だけかな?と思ってましたが、ベルギー人夫妻でも同じだと言います。間違えたからって怒られるわけでもないんですが「知らないの?」みたいな態度をされると「そっちの説明がないからじゃ!」って怒りたくなります。

こんなところでしょうか。


1番のネックは天気ですかね・・。天気さえもう少しよければとっても住みやすい国です!


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