
6月の末、夫のベルギーでの大学契約更新の結果がメールで届きました。
「更新却下」
(・Д・゚)
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オーノー。
という事で、我が家はまた転勤が決定しました。
今回はヴェネチア。
ゲントからヴェネチアに引っ越すと決まってからまずアパートを探しに来ました。
最初はヴェネチアに住む気もなかったのですが、去年の秋に歴史的な高さのAqua Alta・大規模な浸水。そして今年の2月からコロナで国境閉鎖になっていたイタリア。
2019年11月のアクア・アルタ。1966年以来の記録的浸水で187cmだったそうです。写真はAlamyより。

6月の15日から国境をまた開きましたが、どこも観光客は少なく。
夏の間は観光客でぎっしり、時間帯によっては床も見えない!
というサンマルコ広場もガラガラ。

道もスイスイ歩けました。

もともとはヴェネチアではなく、Padovaという都市に住もうかな、と考えていましたが、蓋を開けてみたら家賃はヴェネチアの方が安いし、家具付きが多い。
観光都市のヴェネチアは今まで民宿で貸し出していた様なアパートが「安くてもいい、長期で貸し出したい」という大家さんが多く、中心のサンマルコ広場のすぐ近くにアパートを借りることにしました。
住む場所が決まったので、引越しの準備・・。
イタリアの学校は開始が9月の14日だったので、学校に2週間通わせてからイタリアに引っ越す予定でしたが、ヨーロッパはコロナの第二波が来ていて、ブリュッセルは8月末に”ダークオレンジ”(危険度マックスの赤まで感染人数が増えてきていた)ので、急遽引越しを3週間早めました。
だから10日くらいで荷造り。キツかったです。笑
とりあえず、香港から引っ越した時の反省を踏まえてやったことは:
1)最後の最後まで残しておかず、毎日数時間、仕分けしたり箱詰めしたりする。
2)全部手荷物(スーツケース)で持っていくのではなく、トラックを手配した。
3)箱はちゃんとした引越し用の箱を買う。←これはお友達に教えてもらったコツ。箱のサイズが揃っていたほうが積みやすいし、たくさん入る、そう。
4)箱に通し番号と色をつける。そして子供部屋にいくものは赤、キッチンは青、バスルームはピンク、などの色をつける。そうするとすぐそのへやに持っていけて、効率よく荷ほどきができる。←これは整体師さんのアドバイス。その通りでした。
到着した箱。紫は夫の箱、黄色は仕事の箱、などなど。
箱も新品で買って、一回使っただけなのにもう取っ手がボロボロ。

5)引越し会社の値段交渉
ヴェネチアの引越しで一番大変だと思ったのは、ボートで家まで運ぶ必要がある、と言うこと。きた人は知ってるかと思いますがPiazza Roma 以降、車で入れません。だからトラック+船で見積もりを出してもらいます。

大抵の引越し会社はどれくらいの量の荷物なのか理解するため、無料で見に行きます、と言う返答が返ってきます。家具付きのところにするか、割が合うのか知るため、とりあえず小さめのトラックの量で(15CBM)見積もりを出してもらえませんか?と頼むと、ざっくりとした見積もりを出してもらえました。
A社はヴェネチアまでのトラック+サンマルコ広場までの船を入れて6500ユーロ。(涙)
B社はトラックだけで6000ユーロ・・・。
なんでこんな高いの?笑
この料金だったら全部捨てて、新しく買いなおしたほうがいいかな、と思います。
個人経営の小さな会社に連絡するとトラックだけ、1100ユーロ!
激安だったけれども、ドライバーもサービスも良くはなかった、が!
肝心な荷物は時間通り届いたいので良しとします。
地元の友達の友達の友達、みたいな人に船の分は頼みました。
もともとホテルのシーツやレストランのデリバリーをやっている人たちなので動きもサービスもプロ。そして知り合い価格でやってくれたので最初に価格を出してくれたA社(船:2350ユーロ)の十分の一の値段でやってくれました!ヴェネチアで持つべきものは友達、の友達www
こんな感じで。もう本当プロです。

トラックから船へ。30箱+植物やマットレスも。

サンマルコからは歩き。カートで10箱づつくらい載せて歩いています。
迷彩柄の服をきている彼は、運動用ケトルベル(9kgと17kg)を両手に持っています。

という訳で、これからはヴェネチア生活について、色々と書いていこうかなと思います。
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