
2020年もあと一週間!
毎年、手帳に「読んだ本のリスト」を書き留めているんですが、引っ越しと同時に古い手帳は捨ててしまったので、あのリスト取っとけば良かった〜と後悔してます。
だから今年は!ブログに書けばいいじゃん!
そして驚くことに。5カ国の言葉で読んでます!
こんなことは今後絶対ないだろうと思うので記念ね・・。
合計→32冊読みました!
月2−3冊ってところでしょうか。日本語だとぽんぽん読めるんですが、英・仏は時間がかかります。今年スタートした時に、「英語を日本語と同じレベルに読めるように、フランス語を以前の英語のレベルに」という目標を掲げていましたが、それに近い感じになった、と思います。
読んで面白かったトップ5
Tous les hommes n’habitent pas le monde de la même façon (フランス語)
ピエタ (日本語)
Last Evening on Earth (英語)
Achter Gesloten Duren (Behind closed doors) (オランダ語・英語もある)
白砂とさるかに(日本語)が同一5位か・・・。
あるキングも入れたいが、これはもう前にも読んでいたので今年読んだ本ではないので選外ですが読んだことがない方はおすすめです!Acheter Gesloten Duren (Behind closed doors)も他の言語ですでに読んだことのある本ですが、今まで読んだミステリーで1、2を争うお気に入りなので入れました。
読んだ本、全部のリストと一口メモ、はこちら。
日本語の本 (計20冊)
あるキング → 伊坂幸太郎の中でも大好きな本。あるキング・王求が野球を、マクベスの一文が全体を繋げている。元々は掲載の短編物語だったそう。
ツナグ → 使者(ツナグ)は死人に一度だけ合わせてくれる、という短編物語だけど、それがのちに長編につながる。
陽気なギャングの日常と襲撃 → これも伊坂幸太郎の小説。もう何回か読んでますが、また古本屋で見つけたので再度読みました。
彼女はもう戻らない →このミス大賞受賞作。
繁殖 →医学部大学院卒で元大手新聞社医療担当記者という経歴を持つ筆者、幼稚園の食中毒からスタートする、よく書けていてテンポが良い。でもトリックに無理がないか、と・・。
潜伏 →繁殖、と同じく仙川 環の本。若年性アルツハイマーで叔母を亡くした女性と、その死に疑問を抱いた大学病院の主治医。話が面白いのとよく書けていてフォローしやすい。またトリックに無理が・・。
必然というなの偶然 →テンポが早くて良かったけど、間違って殺しちゃったとか設定がやや不快ではあった。
殺す →上と同じ作者、西澤 保彦の本。ぽんぽんと人が死ぬので、個人的にはグロテスクすぎた。
二歩前を歩く →小泉さんのキャラクターが良かった。
白砂→交通事故で死んだおっと、殺人で死んだ小夜。どちらの遺骨も盗まれるという骨にまつわるミステリー。
時間の使い方がうまい人、下手な人 →15分でできるタスクを沢山用意しておく、というアイディアが良かった。
ガリバーパニック →千葉県に突如、巨人が現れる。
さるかに →詐欺同士の戦い、面白かった
民主 →総理大臣の父と出来損ないの息子がある日突然入れ替わる。
恋文の技術→書き手紙だけで話がつながる。夏目漱石を真似たらしい。
ピエタ →ベネチアの孤児院、ピエタで育った娘たちとVivaldi先生の話
銀河鉄道の夜 →みんな読んだことあるかな。
狛犬ジョンの軌跡 →ある夜、突如けがをした大きな犬を拾う。
ミステリーの書き方→参考になりました。いろんな作者のインタビュー。
ホワイト・ラビット→ またまた伊坂幸太郎の本。大好きなんですよ。
フランス語の本 (4冊)
La vie d`une autre →12年分の記憶を失ってある朝起きると3児の母。半分過ぎまでは単調な感じだったけど、最後の浮気相手の真相がゾッとした。
Ravel →フランスの有名なピアニストRavelの一生を描いた本。Echenozという作家で旦那が大好き。
Tous les hommes n’habitent pas le monde de la même façon →すごい良かった。刑務所内の生活、主人公の生き方、背景、読み進むとさらに絶望的になるが最後まで読むとスッキリする。フランスのGoncourt賞を受賞
Le cas Sneijder →上と同じく、Jean Paul Deboisの本。良く書けているし、話としては上より好きだったが、ラストが悲し過ぎた。
英語 (6冊)
Last Evening on Earth → 元々はスペイン語で書かれていた短編小説を英訳したもの、チリの詩人、作家の話がメインで、チリからスペインへ移住している生活、など。
Great Expectations → Charles Dickingsの本。クラシックと言われる英文小説を読んでみたかった。最初は難しかったが、話のテンポや登場人物が一人一人すごくはっきりしていて良かった。最後の一文が(影が立ち去らなかった)という形で書かれていたのが美しかった。
The Mother in law →義母が自殺をした、でもガンが原因で自殺したはずが解剖の結果がんではなかった。最後までハラハラ読めたので良かった。
Surrounded by idiots →ビジネス書、4タイプに分けた自分の周りにいる「使えない、役立たない、アホな」人間を解釈する。
The Guardians → John Grishamの本。作者が大好きで、彼の本を良く読んでいるが、これが最高傑作だと思う。無実の人を刑務所から出す団体で働く弁護士の話。実話に基づく。
オランダ語(1冊)
Achter Gesloten Duren (Behind closed doors)
この本は、英語、フランス語でも読んだからオランダ語でも頑張って読みました。書いてあることが分からなければグーグル翻訳機能で訳しますが、もう何年かいたらもうちょっとオランダ語分かったかな・・。日本語にも訳して欲しい本の一つ!
イタリア語 (1冊)
La Casa Sull’Albero (13 story tree house)
子供むけの本ですが、めっちゃオススメ。特に子供が初めて読む本、にもオススメ。
読み終わった本は?
基本的に読んだ本はあげるか、古本屋にドネーションしてます。日本人の方がいれば渡してます。
でも今年、ようやくE-Bookのディバイスを書いました。これをアマゾンジャパンのアカウントに繋げて、日本語の本がダウンロードできるようになります。でもまだ紙の本の方が好きです。
パソコンや携帯でも読めるんですが、なかなか読まないですね・・
2021年の目標は?
イタリア語の理解力をあげたいです。大人用の本を一冊は読んでみたいですね。最近買った本ではノーベル文学賞を受賞した石黒一雄さんの英語の原作、The Unconsoledを休み中に読んで、日本語では古典を、『方丈記』とか『枕草子』など読んでみたいです!
ちなみにこんなウェブサイトを見つけました。宮沢賢治や夏目漱石などの日本文学が無料でダウンロードできます。
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