音や文字から得る情報を元にその色と形を表現するアーティスト、Yuikoreさんのインタビュー




好きな事をして成功している方々をインタビューするシリーズ。今回は音、声、数字、感情、名前の文字、などから感覚的に見える色の世界を描いているYuikoreさんのインタビューです!


Yuikoreさんは共感覚を使って聞いたり見たものをアートにしています。

共感覚(きょうかんかく、シナスタジア、synesthesia, synæsthesia)は、ある刺激に対して通常の感覚だけでなく異なる種類の感覚をも生じさせる一部の人にみられる特殊な知覚現象をいう。 例えば、共感覚を持つ人には文字に色を感じたり、音に色を感じたり、形に味を感じたりする。

何がきっかけで絵を描き始めたのか、どういった作品を作っているのかインタビューしてみました。


1)どんなお仕事をしていますか?

音や声、感情、名前などから見える色や映像を描いています。アクリル絵の具や、インクを万年筆につけて自分の中に浮かんできたイメージや色を絵に描きます。


色は自分で作ったり混ぜたりしてその音、声や、字にピッタリの色を作り出します。


見た目では分からないんですが、例えるならば、人の声を聞くとその人のお家の扉が開く様に様々な色が見えてきます。家の門をくぐり、庭に出るとそこに咲いている花や植物、虫達の色や形が見えてきます。玄関の形やドアも人それぞれ違ってリビングやキッチンもその人の個性が出ます。


「この人のキッチンはこの色、バルスームはあんな色」と言った感じで。


私の描く色や線は見えた家の形を描いている、という感覚です。(その人の実際のお家が見えているわけではありません。)


描いているうちに線も色もどんどん広がっていきます。

2) どうしてアーティストになろうと思ったのですか?

昔から「この人の声を聞いているとこんな色」という感覚はあったんです。兄は緑、妹はオレンジ、という感じで。音楽を聞いているときも一緒で音を聞いていると色々な画像が目の前に広がってくるのです。


フランスに留学した時に、名前、干支や星座の話をしているとその人の色がどんどん広がっていく感覚があったので、単に面白い、興味深いな〜と感じていました。


”話している会話から、音楽から、人の声から見える色ってどんな色なの?ちょっと描いてみてよ” と言われたのがきっかけで絵を書き始めました。それが5年くらい前の話でその絵を公開し始めたのが2−3年前の事です。


3)アーティストとして生きる事のメリットとデメリット

メリットは心から楽しめる、嬉しいを表現できるので毎日が幸せという点、デメリットはアーティストとして食べていけるまでが大変、という点です。

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今でこそ作品の数が増えてきてウェブサイトやインスタグラムの作品も増えましたが、公表していない作品は勝手に載せれないので完成してからこうしてメディアに載せれるまでにも時間がかかります。


最近ではDrole Droleブランドとのコラボレーションで、ストールや傘、レンコートの裏地などレイングッツなどにもデザインを起用して頂きました。


オーダーメイドでも作品を作っています。名前、干支、星座と自身の声とビデオを送ってもらってそれを元にその方の色とイメージを絵にしています。ビデオは長ければ長いほどイメージが浮かびやすいです。


作品がまとまったら日本とパリで展覧会をしています。グループやコラボをして色々な人に作品を見てもらっています。

4)昔の自分にアドバイスするのであれば

ファッションメイクの専門学校に通っていた時に、デザインの先生に


「あなたの色づいかいは見たことがないね、とても綺麗」と褒められた時になんとなく”色を使った仕事”に付くのかなと漠然と思っていました。


こうやって人の話をちゃんと聞いて、耳を傾けていればいろんな角度で物事を捉えることができる、答えは一つではない、という事が言いたいです。

5)その他の余暇、趣味などはありますか?

もっぱら絵を描くことが趣味です。描いていない、その他の仕事が溜まって描けない日があるとストレスになります。

6)今まで社会、親が言ってきた事で、大人になった今ではちょっと違うなぁ、と感じる教えは何ですか? 

私は小学校の頃にスカートを履くのが苦手で、私の通っていた小学校の規則では女の子はスカートを履かなければいけませんでした。女の子もズボンを選択できたら良かったのになーと感じます。


7)今後、どういった絵を描いてみたいですか?

音楽を聞いていると、色々な色や形が見えてくるので映画の中を体験するみたいに面白いんです。それをもっと絵に描いてみたいと思っています。


実際に描きはじめると音楽、特にクラシック音楽はものすごく沢山の音や楽器で構成されいてるので情報量がものすごく多いのです。その分一つの作品を完成させるのにものすごく時間がかかります。又、自分の好きな歌手の方の音を絵でコラボレーションさせていただいたり、花や植物が好きなので、自然から感じるものをテーマに一緒に展示が出来たらなと考えています。


目には見えないけれどもこんなに面白い世界がある事を、聴覚で聴きながら更に視覚で再現したものを皆さんに楽しんでもらいたいな、と思っています。

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インタビューは以上になります!Yuikoreさん、どうもありがとうございました!


Yuikoreさんのインスタグラムはこちら


フォローすると新しい作品がみれます!


今週末まで東京でも展覧会を開催しているのでお近くにいる方は是非☆


YUIKORE Exhibition ”COLORS” 2019/6/21(金)〜7/20(土) オープン : 13:00〜19:00 クローズ : 月、水

150-0001 東京都渋谷区神宮前5-21-2 (最寄駅:明治神宮前、原宿、渋谷、表参道) ——

問い合わせ等・ウエブサイトはこちら


さいごに

Yuikoreさんとはパリで知り合って、インスタをフォローしていましたが、インタビューするまで実際にどういう風に音から絵に変換しているのか、というプロセスをあまり理解していませんでした。


単に綺麗だな〜と見ていたので実際に今、やり方のプロセス、というかどういった考え、アイディア、そして共感覚という特殊な能力が作品に組み込まれている、という事を知って単純に「綺麗」な感情から「スゲェ!、Yuikoreスゲェ!」と感動せざるえません。


前回、日本に帰った時にポスターカードサイズの絵を2枚購入して、それをずっと書斎に飾っていました。いつも仕事の合間に目に入っては”どんな音を聴きながらこの絵を描いたのかな”とか”ものすごく色づかいが素敵だな”といつ見ても素敵な発見があるのです。


私ごとですが、名前や干支、星座と自分たちの色からもオーダーメイドできると聞いたので、我が家のソファーの上にある大きな壁のスペースに、私、旦那、それから娘の3人の絵を描いてもらうお願いをしました。どんな色になるか、どんな形が出るのか今からとても楽しみです。


過去のインタビュー記事はこちらです。

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